2020-04-08から1日間の記事一覧
『真ん中にある救い』 主イエスは安息日に、片手のなえた人をいやされました。救いの目的があらわれたときですが、敵対者たちの怒りは増しました。 1.真ん中とは 当時、イスラエルの町や村には会堂が設けられていました。人々は安息日に集まり、賛美と祈り…
『安息の主』 ある安息日に、主イエスの弟子たちが麦の穂をつんで口にするのを見たパリサイ人は、律法に違反することだととがめました。 1.安息を定めるおきて 弟子たちは空腹をまぎらわすために、ほんの少しの穂をつんだだけです。しかしパリサイ人は「安…
『新しい皮袋に』 「神の国が近づいた」今は、花婿が一緒にいる喜びの時であり、恵みがあふれる歩みに進むよう主は導かれます。 1.修行の時ではない 「断食」のように、努力して我欲に勝とうとしたり、修養しようとする考えがあります。ユダヤ人にとって断食…
『キリストの招き』 イエス様は救いを必要とする人を知り、招いておられます。 1.神の言葉との出会い 「イエス様に従う」とは、仕事も家族も置いて従うことです。なぜレビが決心したのかくわしくはわかりません。むしろ理由を書かないことによって、だれでも…
『罪をゆるす主』 主イエスによるいやしの記事が続いていますが、この箇所は救いの目的がはっきりしています。 1.御言葉が現実となる イエス様が宣言された「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」(1:14)の言葉がここに実現しています。…
『福音の結実』 イエス様が最初に救いの手を伸べられたのは、ペテロのしゅうとめでした。しゅうとめの熱病がいやされ、イエス様と弟子たちをもてなすのは、その後のイエス様のお働きや、教会の姿を集約しています。 1.安息を与えるため この出来事は安息日…
『キリストが福音』 主イエスが宣教を始められると、その評判が地方一帯に広まり、人々が四方から集まってきました。 1.わたしについてきなさい 主イエスは宣教を始めるに先立って、ガリラヤ湖の漁師4人に「わたしについてきなさい」と声をかけられました…
『天からの声』 主イエスは働きを始める前に、ヨハネからバプテスマを受けられました。その時に天からくだった聖霊と声は、イエスが「神の子」であることを証しします。またキリストを信じバプテスマを受ける者が、神の子とされ、主イエスに結ばれて生きる歩…
『 過去は問わない 』 マルコによる福音書は初代教会の宣教が進む中、最初にまとめられた福音書です。 1.新しい歩みのために マルコによる福音書は速報的であり、初代教会がローマ帝国内で宣教を進める際に、ローマ的な考え方をする人たちを対象にしたと言…