旧約-ミカ書

ミカ 7章

『救いの光に照らされて』 「しかし、わたしは主を仰ぎ見、わが救いの神を待つ。わが神はわたしの願いを聞かれる。」(7) 前章に続いて、公義を無視し、いつくしみを忘れた神の民の、混乱した様子です。イスラエルの民は、神様によって備えられたぶどう園に…

ミカ 6章

『愛の訴え』 「わが民よ、わたしはあなたに何をなしたか、何によってあなたを疲れさせたか、わたしに答えよ。」(3) 6章からの後半は、神の民イスラエルに対する神様からのメッセージです。 まず、神様は、これまでの歴史を振り返ってみよ、と呼びかけてお…

ミカ 5章

『平安を与える牧者』 「彼は主の力により、その神、主の名の威光により、立ってその群れを養い、彼らを安らかにおらせる。」(4) 救い主は、田舎の小さな村、ベツレヘムにお生まれになると、ミカは預言します。アッスリヤの大軍に国中が踏み荒らされようと…

ミカ 4章

『恵みに生かされる働き人』 「そこで彼らはつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、 国は国にむかってつるぎをあげず、再び戦いのことを学ばない。」(3) 指導者たちの誤りを指摘してきた預言者は、神様の公義が実現する世界を預…

ミカ 3章

『主に仕える者』 「こうして彼らが主に呼ばわっても、主はお答えにならない。かえってその時には、 み顔を彼らに隠される。彼らのおこないが悪いからである。」(4) 貪欲な者たち、偽説教家たちに続いてミカが非難するのは、指導者たちと、宗教家たちです。…

ミカ 2章

『わたしは集める』 「ヤコブよ、わたしは必ずあなたをことごとく集め、 イスラエルの残れる者を集める。」(12) 夜休むときに、明日のことが心配で眠れない人もいますが、楽しみで眠れない人もいます。 1節に出てくるのは、楽しみで眠れない者、それも貧し…

ミカ 1章

『主が証言される』 「主なる神はあなたがたにむかって証言し、 主はその聖なる宮から証言される。」(2) ミカは紀元前八世紀頃、イザヤとほぼ同時代の預言者で、その名前はミカヤ「誰が主(ヤハウェ)のようであるか」が短くなったものです。 イザヤは高く…