2019-01-01から1年間の記事一覧

ハガイ 2章

『勇気を出しなさい』 「この地のすべての民よ。勇気を出せ。働け。わたしはあなたと共にいると、万軍の主は言われる。」(4) 主の命令は、いつも同時に約束を伴います。「勇気を出せ、働け」(4)と命じられた主は、「わたしはあなたがたと共にいる」、「…

ハガイ 1章

『主の家をまず建てよう』 「万軍の主はこう言われる、あなたがたは、自分のなすべきことを考えるがよい。山に登り、木を持ってきて主の家を建てよ。そうすればわたしはこれを喜び、かつ栄光のうちに現れると主は言われる。」(7~8) バビロン捕囚から帰っ…

ゼパニヤ 3章

『救いをほめたたえるために』 「あなたの神、主はあなたのうちにいまし、勇士であって、勝利を与えられる。彼はあなたのために喜び楽しみ、その愛によってあなたを新にし、祭りの日のようにあなたのために喜び呼ばわられる。」(17) 再び、主のさばきの言…

ゼパニヤ 2章

『全世界の主』 「主は彼らに対して恐るべき者となられる。主は地のすべての神々を飢えさせられる。もろもろの国の民は、おのおの自分の所から出て主を拝む。」(11) 主のさばきの言葉は、ユダから周辺の国々に広がっていきます。しかし、さばきの警告の前…

ゼパニヤ 1章

『悔い改めからリバイバルを』 「わたしは人も獣も一掃し、空の鳥、海の魚をも一掃する。わたしは悪人を倒す。わたしは地のおもてから人を断ち滅ぼす。」(3) いきなり「地のおもてからすべてのものを一掃する」(2)と預言するゼパニヤです。ノアの洪水を…

ハバクク 3章

『賛美による確信』 「しかし、わたしは主によって喜び楽しみ、わが救いの神によって喜ぶ。主なる神はわたしの力であって、わたしの足を雌じかの足のようにし、わたしに高い所を歩ませられる。」(18) 3章は表題を祈りとしつつも、その内容は幻と呼ぶべきも…

ハバクク 2章

『信仰によって生きる』 「もしおそければ待っておれ。それは必ず臨む。滞りはしない。見よ、その魂の正しくない者は衰える。しかし義人はその信仰によって生きる。」(3‐4) バビロンの侵略が近いことを示され、主が何を教えようとしておられるのか、祈り待…

ハバクク 1章

『神のご計画に沿って』 「わが神、主、わが聖者よ。あなたは永遠からいますかたではありませんか。わたしたちは死んではならない。主よ、あなたは彼らをさばきのために備えられた。」(12) 南王国ユダの末期、国の中は堕落と腐敗、暴虐に満ち、神の言葉も…

ナホム 3章

『誰のために滅びるのか』 「わざわいなるかな、血を流す町。その中には偽りと、ぶんどり物が満ち、略奪はやまない。」(1) ニネベ滅亡の様子が続きます。捕虜に対して残忍に血を流させてきたアッスリヤは、今度は自分たちの血を流しています。これは「血の…

ナホム 2章

『むなしくなる』 「消えうせ、むなしくなり、荒れはてた。心は消え、ひざは震え、すべての腰には痛みがあり、すべての顔は色を失った。」(10) ニネベの陥落は、神の民の栄えが回復されるためです。神様は預言の言葉をもって神の民に信仰に立って備えるよ…

ナホム 1章

『救いの約束』 「ユダよ、あなたの祭りを行い、あなたの誓願をはたせ。よこしまな者は重ねて、あなたに向かって攻めてこないからである。彼は全く断たれる。」(15) ナホム書は、アッスリヤの都ニネベに対するメッセージです。全体的には、激しく敵の滅亡…

ミカ 7章

『救いの光に照らされて』 「しかし、わたしは主を仰ぎ見、わが救いの神を待つ。わが神はわたしの願いを聞かれる。」(7) 前章に続いて、公義を無視し、いつくしみを忘れた神の民の、混乱した様子です。イスラエルの民は、神様によって備えられたぶどう園に…

ミカ 6章

『愛の訴え』 「わが民よ、わたしはあなたに何をなしたか、何によってあなたを疲れさせたか、わたしに答えよ。」(3) 6章からの後半は、神の民イスラエルに対する神様からのメッセージです。 まず、神様は、これまでの歴史を振り返ってみよ、と呼びかけてお…

ミカ 5章

『平安を与える牧者』 「彼は主の力により、その神、主の名の威光により、立ってその群れを養い、彼らを安らかにおらせる。」(4) 救い主は、田舎の小さな村、ベツレヘムにお生まれになると、ミカは預言します。アッスリヤの大軍に国中が踏み荒らされようと…

ミカ 4章

『恵みに生かされる働き人』 「そこで彼らはつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、 国は国にむかってつるぎをあげず、再び戦いのことを学ばない。」(3) 指導者たちの誤りを指摘してきた預言者は、神様の公義が実現する世界を預…

ミカ 3章

『主に仕える者』 「こうして彼らが主に呼ばわっても、主はお答えにならない。かえってその時には、 み顔を彼らに隠される。彼らのおこないが悪いからである。」(4) 貪欲な者たち、偽説教家たちに続いてミカが非難するのは、指導者たちと、宗教家たちです。…

ミカ 2章

『わたしは集める』 「ヤコブよ、わたしは必ずあなたをことごとく集め、 イスラエルの残れる者を集める。」(12) 夜休むときに、明日のことが心配で眠れない人もいますが、楽しみで眠れない人もいます。 1節に出てくるのは、楽しみで眠れない者、それも貧し…

ミカ 1章

『主が証言される』 「主なる神はあなたがたにむかって証言し、 主はその聖なる宮から証言される。」(2) ミカは紀元前八世紀頃、イザヤとほぼ同時代の預言者で、その名前はミカヤ「誰が主(ヤハウェ)のようであるか」が短くなったものです。 イザヤは高く…

はじめに

説教要旨や聖書講解テキストなど